こんにちは、bando design officeの坂東です。
皆さんは周年記念ロゴマークというものをご存知でしょうか。
(周年ロゴ、アニバーサリーロゴなど呼び方は様々ですが、ここでは周年記念ロゴとします)

周年記念ロゴとは、企業やブランドの〇〇周年を記念してデザインされたロゴマークのことです。他にも商品やゲーム、スポーツチームやアーティストなど様々な場所で、周年記念ロゴがデザインされています。5周年、10周年と、節目ごとに都度創る企業もあるかと思いますが、一度も作ったことがない企業も多いことだと思います。周年記念ロゴとは一体どのようなものなのか、その魅力を余すことなくお伝えいたします!




目次

  1. 周年記念ロゴの効果
  2. 周年記念ロゴの事例
  3. 周年記念ロゴの特徴
  4. 周年記念ロゴは面白い

 

1.周年記念ロゴの効果

企業やブランドが周年企業ロゴを採用する理由は一体何でしょうか。周年記念ロゴを採用することで得られる効果を、考えたいと思います。

 

  • プロモーション
  • 顧客・消費者との約束
  • 内部への影響
  • グッズ化

 

プロモーション
最も大きな理由の一つはプロモーションです。
周年記念ロゴをデザインし発信することで、企業や商品への意識・関心を高め、購買や来店を促す効果を期待できます。「〇〇周年を迎えました」という文字だけのリリースと比べ、周年記念ロゴを作成することによって視覚的な情報も増え、より興味をひく可能性は高まることでしょう。SNSなどでの拡散性も高まることが期待できます。

顧客・消費者との約束
周年を迎える、つまり企業や商品がその年数を継続して活動してきたということは、それだけ長きにわたり、信頼され必要とされてきたということの証です。その功績を自ら称えると同時に、感謝を届ける役目を担います。その一方で、これから先も期待に応え続けるということの約束にもなります。

内部への影響
周年記念ロゴを創ることは、内部(企業であれば社員、スポーツチームであれば選手たち)への影響も小さくありません。モチベーションの向上であったり、理念のさらなる理解、愛社精神を高めるなど色々な効果があります。

社内にデザイナーがいる企業であれば、そのデザイナーたちがロゴを作成することも考えられます。複数のデザイン案を作成し、社員たちでどのロゴが良いか話し合い検討する。その過程こそが、企業の過去を見直し未来を考えるきっかけとなるのです。

グッズ化
周年記念ロゴを用いた限定グッズを作成することも可能です。特に「ファン」を持つスポーツチームやアーティスト、キャラクターなどと相性が良いです。Jリーグクラブの横浜F・マリノスの事例を紹介します。今年創立30周年を迎えるマリノスは30周年記念ロゴを発表。ユニフォームにはロゴをあしらい、また他のグッズにも展開しています。


【画像引用元】トリコロールワン

【画像引用元】横浜F・マリノス

限定商品を販売することで売り上げ増加にも繋がりますし、ブランドのファンの方々に喜んでいただくことにもなります。

このような理由から毎年多くの企業やブランドが周年記念ロゴが発表しています。

2.周年記念ロゴの事例

最近発表された周年記念ロゴをいくつか紹介いたします。

 

  • 中日ドラゴンズ/85周年(2021)
  • 鹿島アントラーズ/30周年(2021)
  • NBA/75周年(2021-2022)
  • くまモン/10周年(2020)
  • マツダ/100周年(2020)

 


中日ドラゴンズ/85周年(2021)
【画像引用元】中日ドラゴンズ


鹿島アントラーズ/30周年(2021)
【画像引用元】鹿島アントラーズ30周年記念サイト


NBA/75周年(2021-2022)
【画像引用元】BASKETBALLKING


くまモン/10周年(2020)
【画像引用元】くまモンオフィシャルホームページ


マツダ/100周年(2020)
【画像引用元】マツダ100周年サイト

3.周年記念ロゴの特徴

次に周年記念ロゴのデザインの特徴について見ていきます。
ここでは2つの面で観察していきます。

  • 「視覚的」観点
  • 「情緒的」観点

 

「視覚的観点」
周年記念ロゴの見た目にはどのような特徴があるでしょうか。まず間違いなくデザインされるのが「数字」です。50周年なら「50」、100周年なら「100」というように、それぞれの周年数がデザインには含まれます。当然ですが、これが最大の特徴と言えるでしょう。その数字はシンボルマークに含まれることが多いですが、マークには数字を含まずロゴタイプで数字を表現するものも存在します。


【画像引用元/左】PRTIMS
【画像引用元/右】PRTIMS

周年記念ロゴをどのようにデザインするかのアプローチ方法は、大きく3つに分類することができます。

  • 既存ロゴをベースにデザインする
  • 既存ロゴと並べて使用する前提で、新規でデザインする
  • 単独で使用する前提で、新規でデザインする

 

既存ロゴをベースにデザインする
既存ロゴに手を加え、数字や別の要素を組み合わせることで、新たな周年記念ロゴとして誕生させます。本来色を変えたり形を変えたりすることが許されないロゴマークですが、これが許されるのも周年記念ロゴならではの特徴かもしれません。

既存ロゴをベースにしているため、これまで築きあげた企業イメージやブランドイメージを壊すことなく周年記念ロゴとして発信することが可能です。


【画像引用元】livedoorNEWS

ケンタッキー50周年ロゴは、既存ロゴをベースに「50th Anniversary」という文字が加えられたデザインです。実際使用されているケースを見てみると、既存ロゴと並べて使用していることが多いですが、単体で見ても多くの人が「ケンタッキー」だと認識でいるのではないでしょうか。「ケンタッキーらしさ」を損わないのがこの方法のメリットです。

既存ロゴと並べて使用する前提で、新規でデザインする
既存ロゴを使用せず、全くのゼロからデザインします。既存ロゴと並べて使用することを前提とする場合、周年記念ロゴに企業やブランドのアイデンティティを含む必要は必ずしもありません。言い換えると、周年記念ロゴ単体で見たときに、どこの企業が分かる必要はない、ということです。

ただし、既存ロゴと並べた時に違和感があったり、アンバランスだというようなことは避けないといけません。そのため、既存ロゴとの親和性や、同じ高さで並べたときの幅などに気をつけながらデザインする必要があります。


【画像引用元】Jリーグ

Jリーグ25周年記念ロゴは、無限大マークで「25」を表現したシンプルなデザインです。このデザインを単体で初めて見た際に、Jリーグだと分かる人は恐らくいないことだと思います。しかし、既存ロゴと並べて使用することを前提としている場合はこれで構いません。一方で赤と黒の配色や、サイズ感などは、十分に配慮されていることだと思います。

単独で使用する前提で、新規でデザインする
2)と同様に既存ロゴを使用せず、全くのゼロからデザインします。しかし、既存ロゴと並べることなく、単独での使用を前提とする場合、周年記念ロゴだけで、企業らしさやブランドらしさを醸成する必要があります。


【画像引用元】PRTIMS

松竹の120周年記念ロゴマークです。単体で見ても松竹のロゴだということがしっかりとわかるようにデザインされています。松と竹はもちろんのこと、松竹映画のオープニングでお馴染みの富士山もデザインされています。「松竹らしさ」をふんだんに盛り込んだ周年記念ロゴになっています。

上記の3パターン以外にもアプローチ方法はありますし、良し悪しはありませんが、重要なことはどこでどのような目的で使用するのか、ということをしっかりと決めた上で、デザインすることだと思います。

「情緒的観点」
次は周年記念ロゴを見た人がどのような感情を抱くか、どのようなイメージを受け取るか、という視点で考えていきましょう。大きく2つの感情に分けることができると考えています。

  • Happy、Enjoy、Beautiful
  • Historical、Classical

 

周年記念ロゴにどのようなイメージをもたせるか、という方向性は上記2つの選択肢があります。ではどちらを選ぶかはどのように決めるべきなのでしょうか。それは基本的には、企業やブランドが本来持っているイメージに起因します。

例えばゲーム会社やマスコットキャラクター、テーマパークの周年記念ロゴなら[Happy、Enjoy、Beautiful]を、高級時計や高級車ブランドの周年記念ロゴなら[Historical、Classical]を選ぶことが最適です。

もう一つ要因があるとすれば、それは「周年数」です。周年数が大きくなればなるほど、ロゴに持たせるイメージは[Historical、Classical]になる可能性、必要性が高くなることがあります。その長い周年数(50年や100年)の伝統や歴史の重要性を、丁寧に伝える必要があるからです。

4.周年記念ロゴは面白い

最後に、デザイナー目線でひとつ。周年記念ロゴはとても面白いです。

企業のロゴマークであれば、半永久的に使用することが前提になります。一方で、周年記念ロゴは1年間限定なので、割と自由がききますしユニークなものが受け入れられやすい傾向にあります。また、クライアント様の向き合い方も異なります。「〇〇周年を祝いたい、おめでたい!」という想いが根底にありますので、こちらも自然と「おめでとう!」というハッピーな気持ちでデザインと向き合っています。


様々なメリットがあり、奥が深い周年記念ロゴ。ぜひ皆様の企業やブランドでも創ってみてはいかがでしょうか。


bando design officeはロゴマークを中心としたデザイン展開/ブランディングを得意としております。起業時や店舗のオープンの際に必要な、各種デザインを一貫して行うことが可能です。デザイナー/デザイン事務所をお探しの方は、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。
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